1970年代にデビューし、今も世界的スターとして活躍し続けるジャッキー・チェン。子どもから大人まで、幅広い層に愛されるジャッキーは、ファンへの“神対応”でも有名です。ジャッキーに会うために中国からやって来た少年を部屋に上げてお茶を振る舞ったり、スタントチームに入りたいというファンを撮影現場に連れて行ったり、そのエピソードは枚挙に暇がありません。
どうしてジャッキーは、そこまでファンに優しいのでしょうか? その理由として、ジャッキーは「生まれが貧乏だったから」と語っています。食うのにも困るような少年時代を過ごしたから、華やかなスターにあこがれる人たちの気持ちがわかるというのです。だからファンだけでなく、社会の恵まれない人にも親近感を持っているとのことです。
ただ、ジョン・レノンが熱狂的なファンを自称する男に射殺されたように、ここまでファンとの距離が近いと身の安全が心配になるもの。実際、握手を求めてきたファンにいつものように近付いたら、いきなりビンタ(「こうすれば私のことを忘れないから」という理由で)されたこともありました。
だから今では、ジャッキーも対策を講じています。それは「握手をするときや写真を撮るときは左手を使い、右手を後ろに置いておく」こと。そうしていれば、握手をしているときにファンが予想外のことをしても、空いているほうの手で「何らかしらの対応ができる」そうです。おそらく、ジャッキー映画のワンシーンのようなカンフーが炸裂するのでしょうが、それをファンが生で見たら、もっと熱狂してしまうような気がしなくもありません。
◆ケトル VOL.40(2017年12月14日発売)
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