1月23日(火)より、東京・上野の東京国立博物館にて、サウジアラビアの至宝を紹介する『アラビアの道-サウジアラビア王国の至宝』が開催される。
アラビア語で「サウード(家)によるアラブ(の王国)」という意味のサウジアラビアは、アラビア半島の大部分を国土に持つ君主制の王国。マッカとマディーナというイスラームの2大聖地を擁し、イスラーム世界の中心的存在であるサウジアラビアは、古代より交易路が張り巡らされ、人々と諸文明が行き交ってきた。
同展は、「道」を1つのキーワードに、貴重な文化財を通してアラビア半島の歴史をたどるもの。会場では、100万年以上前に遡るアジア最初の石器、メソポタミア文明とインダス文明をつなぐ海上交易で繁栄したアラビア湾(ペルシャ湾)沿岸地域の出土物、香料交易で賑わったオアシス都市の出土品、聖地マッカの神殿で使われた扉や美しいコーラン写本といったイスラーム美術品、サウジアラビア初代国王の遺品など、およそ400点の貴重な文化財が展示される。
『アラビアの道-サウジアラビア王国の至宝』は、2018年1月23日(火)~3月18日(日)まで、東京国立博物館 表慶館(台東区上野公園13-9 JR「上野駅」徒歩10分)にて開催。開館時間は9:30~17:00(金・土は21:00まで)。休館日は月曜日(2月12日は開館。2月13日は休館)。観覧料金は一般620円。
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