2月24日(土)より、東京・上野公園の国立西洋美術館にて、世界屈指の美の殿堂・プラド美術館から、ベラスケスの名画ほか選りすぐりの傑作を紹介する『プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光』が開催される。
スペインのマドリードにあるプラド美術館は、スペイン王室の収集品を核として1819年に開設された。そのコレクションの中心は、当時栄華を誇ったスペインの歴代の王たちが、自分の好みのままに集めたもの。宮廷画家だったベラスケスやゴヤの代表作、エル・グレコやムリーリョなどの宗教画、ラファエロ、ルーベンス、ティツィアーノら、フランドル絵画の巨匠たちの作品など、世界的に重要な傑作が多数所蔵されている。
同展は、日本とスペインの外交関係樹立150周年を記念し、プラド美術館の核であるベラスケスと17世紀絵画のコレクションを網羅的に紹介するものだ。会場には、スペインの国民的画家であるのみならず、西洋美術史上でも極めて重要な画家であるベラスケスの重要作が7点も来日。『王太子バルタサール・カルロス騎馬像』『狩猟服姿のフェリペ4世』『バリェーカスの少年』『マルス』など、力強く、そして繊細な筆致が楽しめる作品が登場する。
そのほかにも、スペインだけではなくイタリアやフランドル絵画の61点の油彩画と9点の資料により、17世紀マドリード及びスペインの国際的なアートシーンを再現。「芸術」「神話」「知識」「宮廷」「風景」「静物」「宗教」「芸術理論」という8つのキーワードで、世界の美術ファンを魅了するプラド美術館の実力を堪能する。
『プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光』は、2018年2月24日(土)~5月27日(日)まで、国立西洋美術館(台東区上野公園7-7 JR上野駅徒歩1分)にて開催。開館時間は9:30~17:30(金曜・土曜は20:00まで)。休館日は月曜(3月26日と4月30日は開館)。入場料は当日一般1600円。
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