厚生労働省が今年9月に発表したデータによれば、全国の100歳以上の高齢者は昨年より4124人増えて6万5692人になり、過去最多となりました。動物は人間より短命な印象がありますが、全国の動物園には「人間ならば100歳以上」というご長寿動物が数多く存在します。
まず、“愛くるしい系”の代表は、山口県・秋吉台自然動物公園のレッサーパンダ「バウバウ」。平均寿命10~15歳のなか、彼はなんと22歳! 同園には赤ちゃんレッサーパンダもいるため、日本最高齢・最年少の共演が楽しめます。
平均寿命15歳と言われるコアラ界で注目は、兵庫県・淡路ファームパークイングランドの丘の「みなみ」(20歳)。現在は一般公開されず、隠居生活に入っていますが、食欲は旺盛だそうです。
世界最高齢の称号を手にするのが、伊豆シャボテン公園にいるハシビロコウの「ビルさん」(来日して45年)と、広島市安佐動物公園のクロサイの「ハナ」(50歳)。ビルさんは「ビル爺さん」との相性で親しまれており、ビルさん目当ての来園も多いのだそう。またハナは、これまでに国内最多の10頭の子どもを出産しています。
このほか、福岡県・大牟田市動物園のモモイロペリカンの「ペリー」は、54年飼育されており、世界歴代4位の長寿です。全国に存在するご長寿動物は、多くの研究に貢献し、子孫を残してきたまさに動物界のレジェンド。もしご長寿動物を見かけたら、心からのリスペクトを忘れずに!
◆ケトル VOL.33(2016年10月14日発売)
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