時報もアイデア次第でクリエイティブに Eテレ「0655」「2355」の魅力

学び
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この世に生活するどんな人の1日にも例外なく始まりと終わりがあるもの。しかしながら大抵は、なんとなく終わってしまうものです。ここにハッキリと「朝が来た!」「今日はおやすみなさい、また明日」と告げてくれるものがあれば、毎日にリズムが生まれてくるでしょう。

それを5分のユーモアあふれる音楽や映像で提供するのが、Eテレで放送されている朝の『0655』と夜の『2355』。手がけるのは「ピタゴラスイッチ」を制作しているクリエイター集団ユーフラテスです。

『0655』は「日めくりアニメ」や「ねこのうた」「いぬのうた」「おはようソング」が定番コーナー。朝ごはんはご飯かパンか、出かける服は普段着かそれともちょっとおしゃれをするかなど、1日の何気ない選択の連続を曲にした「きょうの選択」など、日常に気付きを与えるものばかりです。

一方、『2355』は、見るとリラックスできる眠る前にうってつけの「おやすみソング」などを提供。冒頭のメインテーマを歌うのはYMOの細野晴臣さんで、細野さんの低くも柔らかい声が聞こえてきた時点で、眠る準備はOK! 時報だってアイデア次第でこんなにクリエイティブにすることができるのです。

Eテレ『0655』『2355』
制作:ユーフラテス
総合演出:佐藤雅彦、うちのますみ
放送開始:2010年3月29日
放送時間:月~金 6:55~7:00、23:55~24:00

◆ケトル VOL.34(2016年12月14日発売)

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。