漫才コンビで次に来る! と何年も言われ続けてきたハマカーンが『THE MANZAI』の優勝でついにトップシーンに躍り出た。2000年の結成から13年で、ようやく大きなチャンスを掴んだ彼らだが、心が折れた瞬間はなかったのだろうか? 現在発売中の『クイック・ジャパン』vol.106で、ハマカーンの2人はこう語っている。
浜谷 「昨年の『THE MANZAI』で優勝する前、実は僕は何度か心が折れてます。『M-1グランプリ』では必死にやったけど準決勝どまりのまま。一方で同期のオードリーや先輩のHi-Hiさんはいい結果を出して、売れっ子になった。おれは何でダメなのかな……と、真剣に悩みました」
これに対し、「僕はあんまりそういうのはない。賞の大会ではともかく、ライブではウケてたから(笑)」という神田。しかし、浜谷が「コンビでの挫折感はなかったです」と語ると、神田は、「一度だけ…」と断った上で、衝撃の告白をする。
「デビューから6年目のとき、心がぽっきり折れちゃったの。ハマカーンは神田が足を引っ張ってるって言われ続けて、すごい辛かった。いっそ僕だけ辞めようかな……と。でもお笑いは、僕が浜谷をさそって始めたこと。こいつの人生を6年も無駄にさせちゃったのに、僕だけ別の道を行くのは無責任だろうと。浜谷が辞めようって言い出すまで、もう一度頑張ろう! と思い直しました」
これを聞いた浜谷は「うわあ、初めて聞いた」と驚いた様子。結果的には漫才王者となった彼らだが、浜谷は「僕なんて給料明細を見るたびに、ああ芸人辞めようって、しょっちゅう呟いてましたよ(苦笑)」と述べており、ハマカーンの存続が首の皮一枚だったことが、13年目にして明らかになった。
◆『クイック・ジャパン』vol.106(2013年2月12日発売/太田出版)
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