「もし女優になっていなかったら?」 満島ひかりが挙げた2つの仕事は?

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現在放映中のドラマ『Woman』が好評の女優・満島ひかりが主演を務めている映画『夏の終り』が、8月31日から全国公開されている。『Woman』では、「子供を2人抱えたシングルマザー」、『夏の終り』では、「年下と年上の男と、実らない不毛な恋を続ける30代の女性」と、困難な状況に置かれた難しい役柄が続いている彼女。これはあくまでも“偶然”なのだろうか? 現在発売中の雑誌『ケトル』vol.14で、満島はこう語っている。

「最近よく周囲の方から『ハードな作品にばかり出演しますね』って言われるんですよ。別にわざわざ選んでいるわけじゃないし、自分では重たいと思って参加してはいないんですけどね。なんでなんだろう」

本当は、華やかで陽気な作品も大好きで、そういった作品にも出てみたいと語る満島。今年の初めには『100万回生きたねこ』という大掛かりなミュージカルに出演し、改めて「こういう作品ってやっぱり私、とっても好きなんだな」と感じたという彼女だが、どんなに重たいメッセージの作品でも、明るい作品でも、彼女が作品に飛び込む時には、1つの共通のイメージがあるそうだ。

「昔からお母さんにお遊戯会を見てもらうのがなんか好きだったんです。いまの仕事についたのも、きっとそのときの印象が強く残っているからなんじゃないかな。だから、小さい頃に抱いていたその感覚を持って、仕事をしたいっていうのはいつもあります」

若手演技派女優として様々な話題作品に出演し、今まさに引っ張りだこの彼女だが、あえて「もしも女優になっていなかったら?」と聞いてみると、「地元の地方新聞の記者か国語の先生になっていたと思う」とのこと。少々以外にも感じられるこの回答だが、彼女は、

「街に生きて暮らしている人たちのなかに秘められた口に出せない想いとか、誰もが持つ誤解とか矛盾の想いとかが、もっとわかればいいのにと感じていたんです」

と、その理由を述べ、「だから、そういう意味ではいまの仕事もあたらずも遠からずというところなのかな、と思っている。ドキュメントにはならないけれど、誰かのドキュメントが私に乗り移ってくれればいいなって」と、自ら選んだ職業について語っている。

◆ケトル VOL.14(2013年8月13日発売)

【関連リンク】
ケトル VOL.14

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。