AKBやハロプロ系グループ、ももクロ等々、まさにアイドル戦国時代の様相を呈する状況が存在する中、「ハロプロを辞めされられたメンバーで結成」という、とびきりパンチのきいたキャラで勝負するアイドルグループが「アップアップガールズ(仮)」だ。結成からまもなく4年が経過する彼女たちだが、活動が軌道に乗ったという実感はあるのだろうか? 現在発売中の『クイック・ジャパン』vol.111で、彼女たちはこう語っている。
古川小夏 「去年は私たちを知ってもらうことに重点を置いてたんですけど、今年はもうアップアップガールズ(仮)っていう名前は聞いたことがあるよっていう人がすごく増えたようには思いました」
仙石みなみ 「対バンライブをたくさんして、自分たちからいろんなところに攻めていったので、それで知ってもらえたのかなって思います」
ハロプロの研修生として活動していた時には、リハーサルにかける時間の方が長かったものの、今では人前に立つ機会が増え、「本番が多いと鍛えられますね」と語る古川。対バンを繰り返すことで、他のグループのパフォーマンスを参考にしたり、ファンとのコミュニケーションの方法を探ったりしているという彼女たちだが、具体的に去年と今年のライブでは、何が変わったのだろう?
仙石 「今年かなり変わったのは、煽り担当ができたこと」
佐藤綾乃 「そうですね。私が今、アプガの中で煽り隊長をやってるんです。アイドルだけど煽りを入れてるグループを見た時に『格好いい。これだ』って思って。これをやればもっとお客さんのテンションも上がるだろうし、グループの中でもそのポジションは空いていたので、だったらやろうと思って」
その理由を、「今は『アイドルだから』って考えてたらおっつかないなと思う」と語る佐藤。実際、昨年10月のライブでは、森咲樹が自分の生誕祭イベントとして「自分の殻を破って脱皮する」という企画で、ストッキングをかぶって客席を練り歩き、これには古川も、「なんでこれがアイドルなのかな、私たちってどんなグループなんだろうな」と思ったそうだが、グループ仲は大変良く、今年中には「ハロプロの聖地である中野サンプラザに立つ」という目標を叶えたいそうだ。
◆『クイック・ジャパン』vol.111(2013年12月12日発売/太田出版)
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