3月15日と16日、ももいろクローバーZが、取り壊しが決まっている国立競技場でライブを行う。西武ドームから横浜アリーナ、日産スタジアムを経て、これまで数組しかライブを行ったことがない「国立」に辿り着いた彼女たちだが、ライブ決定を知らされた時はどのように感じたのだろう? グループ最年長メンバーの高城れには、現在発売中の『クイック・ジャパン』vol.112で、このように語っている。
「絶対にできないと思っていたから。紅白のときは着々と進んでいったから『ひょっとしたら今年はあるんじゃない?』みたいな予感があったし、ダメだったときも『来年こそ』になったけど、国立はもう取り壊しちゃうわけだから『もしかしたら』すらなかった。だから、西武ドームで最初に聞いたときは、もうなにがなんだかわからなくて」
昨年12月23日に行われた極寒の西武ドームのアンコールで国立ライブ決定が発表され、その直後に歌った『あの空へ向かって』では、涙で歌が歌えなくなるシーンもあった高城。彼女が歌に詰まると、しっかり他のメンバーがフォローし、それがまたモノノフの感動を呼んだが、高城は逆にモノノフたちへの感謝の言葉を述べている。
「なによりも『一緒に泣いてくれる人がいるって、すごいことだな』って思った。私たちは自分のことだけど、モノノフさんたちにとっては、ワンクッションあるわけじゃないですか? それなのに、私たちと同じような気持ちになってくれる。点と点がどんどんつながっていく感じだった」
また1つ夢を叶えた彼女たちだが、高城は国立ライブについて、「国立競技場でやりましたっていう歴史に残るだけでなく、もっとなんか歴史に残るようなことがしたい!」と、意欲を語っている。
◆『クイック・ジャパン』vol.112(2014年2月12日発売/太田出版)
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