ピカソの版画を集めた展覧会 200点の作品が町田に集結

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4月12日(土)より、東京都町田市の町田市立国際版画美術館にて、20世紀を代表する芸術家、パブロ・ピカソの版画を集めた展覧会『パブロ・ピカソ ―版画の線とフォルム― その線は、とまらない』が開催されている。

猛烈な創作意欲で知られたピカソ(1881-1973)は、絵画のみならず版画、挿絵、彫刻、陶器、舞台装置、衣装など、ありとあらゆる創造領域において膨大な作品を残した。中でも版画は、エッチングやリトグラフなど多様な技法を用い、確認されているだけでも生涯でおよそ2000点の作品を制作。同展は、ピカソの版画の魅力に迫る展覧会となっている。

会場では、「若き日のピカソ」「第二次世界大戦まで」「戦後~平和の時代へ」「晩年の探究」という4つのセクションに分け、ピカソの版画作品を展示。安アパートに住みながら芸術と向き合った初期の傑作『貧しき食事』、スペイン内戦を描いた『ゲルニカ』と深いかかわりのある版画『フランコの夢と嘘』、世界平和会議のポスターとして作られた『鳩』、見事な線の芸術である銅版画集『真夜中の馬たち』、デッサンの上手さを発揮した『闘牛技』など、およそ200点の作品が展示されている。

『パブロ・ピカソ ―版画の線とフォルム― その線は、とまらない』は、2014年4月12日(土)~6月15日(日)まで、町田市立国際版画美術館(東京都町田市原町田 4-28-1 小田急線・JR「町田駅」徒歩15分)にて開催。休館日は月曜(5月5日と6日は開館)、5月7日。開場時間は平日が10:00~17:00、土日祝日が10:00~17:30。観覧料は一般800円。

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【関連リンク】
パブロ・ ピカソ ―版画の線とフォルム― その線は、とまらない-町田市立国際版画美術館

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。