レキシの池田貴史 さだまさしの「関白宣言」で音楽の道に開眼

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かつてSUPER BUTTER DOGのキーボーディストとして活躍した池田貴史が2007年に始動させたソロ・プロジェクトがレキシ。椎名林檎、斉藤和義、持田香織など、池田貴史の楽曲に興味を示すアーティストは多いが、彼のルーツはどこにあるのだろう? 現在発売中の『クイック・ジャパン』vol.114で、池田はこのように語っている。

「幼稚園の頃に、親戚の結婚式で歌を歌うことになったの。今思えば、母親が俺にそういうことをさせるのが好きだったんだろうね。その時はもう、歌う歌わないの選択肢じゃなくて、曲は『関白宣言』か『雨の慕情』のどっちにするか選べって状況で(笑)。(中略)で、結婚式で歌ったんだけど、幼稚園児が『お前を嫁に~』って1曲まるまる歌い切るわけだから、そりゃもう拍手喝采でさ。その時に受けた歓声の気持ちよさが、たぶん今の活動につながってる(笑)」

そんな“スパルタ教育”により音楽と出会った池田。幼少期の音楽体験はさだまさしから始まったが、その次は誰だったのだろう?

「やっぱり中学生の頃に聴いたビートルズだね。レンタルCDが出始めた時期に、母親がこれ聴いてみればって、ビートルズのアルバムをすすめてきた。ビートルズを聴いたことで、俺は衝撃を受けたというか……ヘレン・ケラーの『water』じゃないけど、そんな衝撃に近いね」

そして高校に入って黒人音楽に精通した教師と出会い、ブーツィー・コリンズのアルバムを借りて、「ビートルズに続いて、音楽で電流が走った2度目の瞬間」を経験した池田。それ以来、彼はファンクバンドをやるようになり、「まわりがユニコーンやBOOWYのコピーやってる頃に、ビブラストーンとかJAGATARAのカヴァーをしてた」そうだ。

◆『クイック・ジャパン』vol.114(2014年6月12日発売/太田出版)

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『クイック・ジャパン』vol.114

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。