6月11日(土)から、東京・木場の東京都現代美術館にて、彫刻家・名和晃平の展覧会『名和晃平─シンセシス』が開催される。
名和晃平は、1975年大阪生まれの彫刻家。ドイツ・ハンブルグでの個展のほか、「アジア・パシフィック・トリエンナーレ」「釡山ビエンナーレ」「アジアン・アート・ビエンナーレ・バングラディシュ2010」など、国内外に活動の場を広げる名和は、彫刻家としての活動のかたわら、KDDIの携帯電話、豊洲街区へのパブリックアート設置、人気ミュージシャンのミュージックビデオなど、幅広い活動を展開。
さらに09年には、旧サンドイッチ工場を改装した創作のためのプラットフォーム「SANDWICH」(京都伏見区)を立ち上げ、様々なジャンルのクリエイターが集ってプロジェクトが進行するスタジオを運営している。
同展は、「Cell(細胞・器)」という概念を通して、先鋭的な彫刻・空間表現を展開する名和の個展。ビーズやプリズム、発泡ポリウレタン、シリコーンオイルなど流動的な素材・メディアを用いて、デジタルとアナログの間を揺れ動く身体と知覚、感性のリアリティを表現する名和の、作品世界の魅力が紹介される大規模個展となっている。
『名和晃平─シンセシス』は、東京都現代美術館(東京都江東区三好4-1-1 東京メトロ半蔵門線・清澄白河駅徒歩9分)にて、6月11日(土)~8月28日(日)まで開催。休館日は月曜(7月18日、8月15・22日は開館/7月19日は休館)。開館時間は10:00~18:00。
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