「観たい映画は常に500本」という伊賀大介が好きな日本映画ベスト3とは?

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さえない男がある日突然訪れたモテ期に翻弄されるというラブストーリー『モテキ』が9月23日から公開され、週末の興行ランキングで初登場2位と順調なスタートを切った。

大人気ドラマを映画化したこの作品で衣装を担当したのがスタイリストの伊賀大介。『マイ・バック・ページ』『少年メリケンサック』『ジョゼと虎と魚たち』など、これまで多数の映画で衣装を手がけてきた伊賀が、日本映画を特集した「ケトル」 VOL.02で、「好きな日本映画3本は?」という質問に答えている。

「常に500本は観たい映画がある」という映画好きの伊賀。その言葉通り、取材開始時に、「1分間悩んだだけでこれだけ出てきた。ここから3本だけなんて選びがたい・・・」と見せてくれた映画リストには、すでにタイトルが20本! そんな彼が悩みに悩んで選んだ作品は?

「1本目! 『青春の殺人者』(76年)。この映画は小さな誤解から両親を殺してしまう男の姿を描いてる。高校生ぐらいのときに観たんだけど、演出のスゴさ・ドラマ性・カッコよさとか、とにかく圧倒的な熱量を感じた映画! 最初とラストの映像が”水谷豊とトラック”っていう構図になってるのもカッコイイし、原田美枝子の揺れる巨乳もセクシー。母役の市原悦子の演技もメッチャ怖い!」

そして、残りの2本に『幕末太陽傳』(57年)と『誘拐報道』(82年)をチョイスした伊賀は、「4本目に無理やりねじ込んでほしい」と言って、暴走族の抗争を描いた『狂い咲きサンダーロード』(80年)をピックアップ。伊賀は、主演・山田辰夫の「やってやろーじゃねーの!」という台詞が大好きで、家で飲んでいる最中に映画を流しては、周りの人たちに「この台詞だけは聞いとけ!」と言っているそうだ。(文中敬称略)

【関連リンク】
ケトル VOL.02
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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。