小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰還するまでを描いた映画『はやぶさ 遥かなる帰還』が、来年2月に公開される。12月15日発売の雑誌『ケトル』は、プロジェクトリーダーでJAXA宇宙科学研究所教授役を演じる俳優の渡辺謙にインタビューを敢行。実在の人物をモデルにした主人公・山口駿一郎は、どんな人物なのだろうか?
「いうなれば永遠の科学少年。ミッションを仕事として捉えていなくて、常にワクワクしてる。だけど準備段階から20年以上もプロジェクトが続いていたわけだから、よほど精神力が強くないと無理ですよ」
「僕らの仕事なんて撮影してても3カ月位で終わっちゃいますからね」と語る渡辺。そういう意味で、今回彼が演じた山口は、「ある種自分から一番かけ離れた存在」だったそうだ。
そして、「ここ数年、仕事って一体、何なんだろう?」と考え続けているという渡辺。そこで彼に、「もし転職するとしたら、どんな仕事をしたいですか?」と尋ねると、渡辺はしばし笑ったのち、「僕は昔、スポーツライターになりたかったんですよ」と答え、
「スポーツって、短い時間の中に人間ドラマが凝縮されているじゃないですか。試合に至るまでのトレーニングや葛藤、選手が何を考えてどんな努力をしているか、そんな目に見えないところを切り取れるっていいですよね」
と、その理由を語った。
映画『はやぶさ 遥かなる帰還』は、2012年2月11日(土)より全国ロードショー。
◆ケトル VOL.04(12月15日発売/太田出版)
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