12月15日(土)より、神奈川県小田原市の「神奈川県立生命の星・地球博物館」にて、博物館で展示される動物標本について紹介する企画展『博物館の標本工房』が開催される。
神奈川県立生命の星・地球博物館は、1995年に神奈川県立博物館(現:神奈川県立歴史博物館)の自然史部門が独立する形で誕生した自然系の博物館。46億年におよぶ地球の歴史と生命の営みを展示する同館には、巨大な恐竜や隕石から豆粒ほどの昆虫まで、1万点以上の実物標本が展示されている。
動物の標本は、その形や情報を後世に伝えるという重要な役割を持っており、動物園から来た珍しい動物や、事故にあって死んだ野生動物などを加工して作成される。会場には、アジアゾウの全身骨格やクジラの骨格といった大型の標本、富山市科学博物館の協力による全長5メートルもあるオウギハクジラの全身骨格が登場。
研究や教育の場で活用される動物標本と、それに携わる人々について紹介することで、「博物館に展示されている動物の剥製や骨格はどうやって作られるの?」「専門の人が作るの?」「どれくらい時間がかかる?」「作り方は?」といった疑問が解消できる展覧会となっている。
『博物館の標本工房』は、2012年12月15日(土)~2013年2月24日(日)まで、神奈川県立生命の星・地球博物館(小田原市入生田499 箱根登山鉄道 「入生田」駅徒歩3分)にて開催。開催時間は9:00~16:30。観覧は無料(常設展は一般510円)。
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・博物館の標本工房-神奈川県立生命の星・地球博物館
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