昨年10月に民事再生法を申請した『ヨウジヤマモト』だが、来月開催される2011年春夏コレクションで、2シーズンぶりにメンズラインがパリコレに復帰する。同ブランドは先月、代々木第2体育館にてメンズショウを開催。19年ぶりに舞台とした東京で大成功をおさめたばかり。
デザイナーの山本耀司氏は1943年生まれ、慶応義塾大学法学部卒、文化服装学院卒。1972年のY’s設立以後、川久保玲(COMME des GARÇONS)や三宅一生(ISSEY MIYAKE)らと共に、日本のファッションシーンを牽引してきた存在だ。その名はヨーロッパを中心として、世界的にも有名。来年の春には、氏の業績を回顧する大展覧会がロンドンのV&Aミュージアムで開かれるという。
一連の事件の際、記者会見で放った「ブッ倒れるまで服を作りつづける」という言葉の通り、支援を受けて再生した新生ヨウジヤマモト。2シーズンぶりにメンズラインに復帰したパリコレは、複数あったメンズラインを一本化した『Yohji Yamamoto』の名前で迎える。
雑誌『LIBERTINES(リバティーンズ)』創刊号のロング・インタビューでは、昨今のファッションに対する思いや、「今僕がやりたいことは、若い奴に伝えて行くこと」「僕の服は最後に着る服」と語ったヨウジヤマモト。2011年春夏のパリコレは、6月24日から27日までとなっている。
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【関連リンク】
・Yohji Yamamoto公式サイト
http://www.yohjiyamamoto.co.jp/
・Victoria and Albert Museum