カラー写真の旗手が日本の美術館で初の個展

カルチャー
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6月5日(土)から東京の原美術館で、アメリカ人写真家・ウィリアム・エグルストンの個展『ウィリアム エグルストン:パリ―京都』が開催される。

ウィリアム・エグルストンは、アメリカ南部のテネシー州メンフィス出身の写真家。60年代中頃から、当時モノクロが主流だった写真界でいち早くカラー写真に取り組み、76年にはMoMA(ニューヨーク近代美術館)で同館初のカラー写真展を開催させるなど、カラー写真を芸術的表現の域まで高めた写真家として知られている。

今回の『ウィリアム・エグルストン:パリ―京都』は、その知名度にも関わらず、日本ではまとめて紹介される機会のなかった彼の、日本の美術館での初の個展。個展のタイトルにもなっている「パリ」と「東京」で撮影した彼の近作に加え、アメリカ南部で撮影した初期の出世作なども展示される。

『ウィリアム エグルストン:パリ―京都』は、東京の原美術館(品川区北品川4-7-25 品川駅徒歩15分)で、2010年6月5日(土)~8月22日(日)まで。入場料は一般1000円、大高生700円、小中生500円。

※画像
ウィリアム エグルストン 「パリ」 2006‒2008 年 カルティエ現代美術財団蔵
© 2009 Eggleston Artistic Trust, Memphis Courtesy Cheim and Read, New York

【関連リンク】
・Hara Museum Web
http://www.haramuseum.or.jp/generalTop.html

※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。