ハリウッドの人気監督 ポルノ女優を主役に抜擢

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スティーブン・ソダーバーグ監督の新作『ガールフレンド・エクスペリエンス』が、7月3日(土)から日本公開される。

『ガールフレンド・エクスペリエンス』は、デビュー作『セックスと嘘とビデオテープ』でカンヌ映画祭のパルム・ドールを獲得し、その後『オーシャンズ11』シリーズや、チェ・ゲバラの生涯を描いた『チェ』2部作などを世に送り出したソダーバーグ監督の09年の作品。彼が今回のテーマとして選んだのは、「1時間に2000ドルを稼ぐ」という高級コールガールのストーリーで、主演のチェルシー(サーシャ・グレイ)を中心に、大都会・ニューヨークにおける金、性、人間関係などが描かれている。

今作の最大の目玉は、ソダーバーグが抜擢した主演女優・サーシャ・グレイの存在。現在22歳のサーシャは「18歳でポルノ映画デビュー。これまで180本以上のハードコアポルノに出演」という異色の経歴を持ち、08年には「ポルノ界のオスカー」と呼ばれる「AVN(アダルト・ビデオ・ニュース)主演女優賞」を受賞している。一般映画にはこれが初出演となるサーシャは、ポルノの仕事について「自分がやりたいからしている」と語り、広告モデルやアーティストのPV出演などと平行して、今作出演後もポルノ女優としての活動を続けている。

「ポルノ女優が主演」という話題性から、先日、YouTubeに予告編がアップされた際にはアクセスが殺到したというこの作品。7月3日からシネマライズほか、全国順次ロードショー。

【関連リンク】
・ガールフレンド・エクスペリエンス
http://www.tfc-movie.net/girlfriend/
・映画『ガールフレンド・エクスペリエンス』予告編 YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=tRK8I7c2g10

※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。