赤瀬川原平が散歩中に撮りためた写真展

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10月22日(金)から横浜・あざみ野の「横浜市民ギャラリーあざみ野」で、赤瀬川原平の写真展『散歩の収穫』が開かれる。

赤瀬川原平(1937~)は、前衛からそのキャリアをスタートさせ、考現学、路上観察など、社会の観察を原点に活動してきた作家。イラストレーターの南伸坊や、編集者の松田哲夫らと共に路上観察学会を主宰し、日常生活風景の中に潜む”無意味なもの”を、高額の年棒をもらいながら活躍ができなかった助っ人外人選手「トマソン」になぞらえ、「超芸術トマソン」と命名したことでも知られている。

今回の『散歩の収穫』は、毎日新聞に4年間連載された「散歩の言い訳」で執筆を担当していた赤瀬川原平が、散歩中に撮りためてきた中から選りすぐりの写真が展示される写真展。「ウォーキングは脚の筋肉だけの話になるが、カメラがあると目が加わり、感受性がスイッチされる」と語る赤瀬川が選んだ、何の変哲もない日常生活の1コマを切り取った作品が展示される。

10月30日(土)には、赤瀬川と南伸坊による、本展出品作やコレクション資料について、さらにカメラ・写真にのめりこんでいったきっかけやコレクターとしての苦悩などを語るトークイベントも開催される(申込締切:10月16日(土)必着)。同展は、横浜・あざみ野の「横浜市民ギャラリーあざみ野」(横浜市青葉区あざみ野南1-17-3 アートフォーラムあざみ野内)で、10月22日(金)~11月7日(日)まで。開場時間は10:00~18:00、入場料は300円(一般)となっている。

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【関連リンク】
赤瀬川原平写真展 散歩の収獲 + 横浜市所蔵カメラ・写真コレクション展-横浜市民ギャラリーあざみ野

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。