被写体としての「こども」に迫る展覧会

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7月16日から、東京・恵比寿の「東京都写真美術館」にて、被写体としての子供に迫る展覧会『こどもの情景-こどもを撮る技術』が開催されている。

同展は「生き生きとした、こどもの動きの一瞬を捉えたい」「こどもの今を永遠に残したい」という親たちの欲求によって進歩し続けてきた写真の誕生~発展の歴史をたどりながら、魅力的な被写体として写真家を魅了し続けてきた”こども”に迫る展覧会。

写真黎明期のダゲレオタイプ(銀板写真)や卵の白身と塩を使った「鶏卵紙」、ストロボ写真の発明など、こどもを収めるために発展を続けてきた170年あまりの写真技術史をたどりつつ、ウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボット、フェリーチェ・ベアト、ナダール、ユージン・フランク、エドワード・ウエストン、アンリ・カルティエ=ブレッソン、ロバート・キャパ、黒川翠山、大久保好六、森山大道、篠山紀信など、古今東西を代表する写真家がこどもを撮影した作品を楽しむことができる。

『こどもの情景-こどもを撮る技術』は、東京都写真美術館 3階展示室(目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内)にて、7月16日(土)~9月19日(月・祝)まで開催。開館時間 は10:00~18:00(木・金は20:00まで)、休館日は月曜(ただし月曜が祝日の場合は翌火曜休館)。

会場では、さまざまな角度から光をあてることでどのような効果があるのかを確かめる体験コーナーも設けられているので、ご来場の際にはぜひともカメラを持参して頂きたい。

※このページの画像はサイトのスクリーンショットです

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東京都写真美術館

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。