特撮テレビ番組「ウルトラマン」シリーズの監督として知られる実相寺昭雄(じっそうじ あきお)の業績をたどる展覧会『実相寺昭雄展 ウルトラマンからオペラ「魔笛」まで』が、川崎市中原区の「川崎市市民ミュージアム」で開催されている。
実相寺昭雄(1937~2006)は、東京生まれの映画監督、演出家、脚本家、小説家、東京藝術大学名誉教授。ウルトラマンでは怪獣ジャミラが登場する『故郷は地球』(66年)などの回の監督を務めたほか、映画デビュー作『無常』でロカルノ国際映画祭グランプリを受賞(70年)、晩年にはモーツァルトのオペラ『魔笛』を演出するなど(05年)、多方面で活躍した。
同展では、実相寺が生前に川崎市在住だった関係で、没後に市に寄贈された彼の資料を展示。寄贈資料をはじめ、実相寺の映画・映像作品に関連する資料と映像、オペラ『魔笛』の音楽・舞台資料、さらに数多くの愛用品や書画などが展示されている。また、会期中には実相寺作品の主演者やウルトラマン制作スタッフによるトークショーも随時開催。映像ホールでは、彼が監督を務めた映画・映像作品も上映される。
『実相寺昭雄展ウルトラマンからオペラ「魔笛」まで』は、7月16日(土)~9月4日(日)まで川崎市市民ミュージアム(川崎市中原区等々力1-2 武蔵小杉駅バス10分)にて開催。開館時間は9:30~17:00、休館日は月曜(祝日の場合は開館)
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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。