秋元康「AKBに緻密な計算なんかない。次に何やるかは運」

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今春から放映されるAKB48を題材としたアニメ『AKB0048』は、「前田敦子」「大島優子」といったメンバーが「襲名」されるという設定となっている。アニメスタッフから提示された「襲名制」というコンセプトに対し、二つ返事でOKを出したというプロデューサーの秋元康は、このアイデアをどう思ったのだろうか? 2月14日発売の『クイック・ジャパン』vol.100でこう語っている。

「襲名制みたいな要素だけなら他にもあったんですよ。ドラマの企画とかで、前田敦子とか大島優子とか篠田麻里子を別の人に演じてもらうオーディションをしようというのもあった。ただまあ、似ているのはそこだけですけどね。

『AKB0048』は現実世界を超えたものすごい未来の宇宙に、何代目かのAKBがいるという話なんですよね。ドラマのほうは現実にもAKB48が存在するけど本気で前田敦子を名乗るという人を募集しようと思ってたんで、そこがちょっと違う」

秋元は、襲名というシステムを「落語に例えたら、AKB一門のような感じ」と説明する。

そして、「ずっと思っているのは『見たことのないものをやろう』ということだけ」と語る秋元に、「2012年にアニメをやるのは、何かタイミングを感じたのか?」と尋ねると、「AKBに緻密な計算なんかないですよ(笑)」と秋元。

色々なことが計算尽くしのように思われるAKBだが、彼は「いつも泥縄的にやってます。まあ状況は常に動いてますけどね。でも『次は何やろうかな』っていうのは、もう運ですよね」と語っている。

◆『クイック・ジャパン』vol.100(2月14日発売/太田出版)

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『クイック・ジャパン』vol.100

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。