公安とテロリストが壮絶バトルを展開『外事警察 その男に騙されるな』

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日本のCIAとも呼ばれる諜報部隊”外事警察”を描いたサスペンスエンタテインメント映画『外事警察 その男に騙されるな』が、6月2日から公開されている。

2011年、震災で揺れる日本に朝鮮半島から濃縮ウランが持ち込まれたという情報が入り、日本で核テロの可能性が高まった。住本ほか外事四課は、日本に潜伏する工作員らしき男に目をつけ、妻の果織を協力者(スパイ)に取り込むことを決めるが・・・。

原作は、「スパイ天国」と称される日本で、警備公安警察の外事課とテロリストとの壮絶な情報戦争・騙し合いを描く麻生幾の小説『外事警察』で、テレビドラマ化もされた。同映画は、その第2作『外事警察 CODE:ジャスミン』を原案に制作されている。

主演は、”公安の魔物”と呼ばれ人の心を巧みに操る主人公・住本健司を演じる渡部篤郎。住本ら外事課に”協力者”として操られる民間人スパイ役に真木よう子。さらには、『シルミド』『男たちの挽歌』のキム・ガンウほか韓国人キャストも多数参加し、3週間に及ぶ韓国ロケも敢行。国際テロを題材とした映画のスケールに色を添えた。

本作のアドバイザーを務めた元外事警察官の佐々木氏(仮名)は、「本作に関しては、ドラマの頃からうるさいくらいにリアルに描くようにこだわってきました。仲間には『そこまで明かしたのか』と糾弾されそうですよ(笑)」と内容のリアリティさを赤裸々に明かした。

映画『外事警察 その男に騙されるな』は6月2日(土)より全国公開中。

(C)2012「外事警察」製作委員会
配給:東映/S・D・P

【関連リンク】
映画『外事警察 その男に騙されるな』公式サイト

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。