2009年にリリースした『女々しくて』が、ヴィジュアル系というジャンルを超えたヒットを記録したゴールデンボンバー。彼らの代表曲といえば、すっかり宴会ソングのイメージがついた『女々しくて』だが、テレビ出演時の派手なダンスの印象もあり、イロモノ的に扱われることもあるという。とある取材でドラムの樽美酒研二は、「『女々しくて』が本当に大嫌い!」と冗談めかして発言していたが、その真意はどこにあるのか? 12月12日発売の『クイック・ジャパン』vol.105で、ボーカルの鬼龍院翔はこう語っている。
「『女々しくて』しか知らない人も多いし、僕らの名刺代わりのような曲になったことは素晴らしいことだなと。でも、脳天気な人間は誰もいないので、流行り始めたときから危機感がすごいあるんです。イメージを定着させると、後がどうなるかという部分で。(中略)僕らは『女々しくて』が流行ったことで、『女々しくて』で苦しむ時期が来年になると思ってます」
紅白への出場が決定して知名度も一段と上がり、上昇気流に乗るゴールデンボンバー。しかし、鬼龍院が危惧する「来年」という言葉には、こんな意味が込められているそうだ。
「ほとんどのテレビでは最新の曲ではなく『女々しくて』を求められて、今まではそれに応えさせていただいてきました。でも来年は、『女々しくて』とはある種の決別をしたいと思います。大晦日に『女々しくて』のスパンコールの衣装を燃やそうと思ってます」
そして2013年の元旦には『Dance My Generation』をリリースする彼ら。「『女々しくて』はいつか解禁されるのか?」という問いに対し、鬼龍院は、
「氣志團さんは音楽番組に出るとき、『One Night Carnival』と新曲のセットで出られる。僕らも『女々しくて』を頑なに歌わないんじゃなくて、あれもあって新曲もあるよ、みたいなテレビの出方がええやんと。氣志團さんの背中をおっかけて頑張りたいです」
と、答えている。
◆『クイック・ジャパン』vol.105(12月12日発売/太田出版)
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