昨年「カンニング解散ライブ」を行ったカンニング竹山が相方への思いを告白

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今やピン芸人として確固たる地位を築いたカンニング竹山は、2006年12月に相方・中島忠幸の死という悲しい別れを経験した。昨年8月には単独ライブ『放送禁止2012』で、初めて相方の死をネタにし、悲しみを笑いへと昇華させた竹山が、2月12日発売の『クイック・ジャパン』vol.106で、改めて相方の死についてこう振り返っている。

「最初はぽっかりと、胸に大きな穴が開いてましたね。親兄弟が亡くなったようなものだから。ただ、仕事に関して言うと、あいつが入院している最中からピンで働きだしてたんで、仕事的には回ってる状態だったんです。回ってるんだけど、僕らはもともと2人で漫才を始めたわけだし、漫才師として生きられるんだっていう喜びもあったから、その漫才というものがある日突然なくなったことで、芸人としても心に1つ穴が開いていた」

その後、「でも、テレビでは忙しい。収入も入ってくる。でも……」という状態が2年ぐらい続いたという竹山。そんな彼は昨年夏、5回目となる単独ライブで初めて中島の死という「別れ」を取り上げ、それを笑いに変えた。竹山は、そのライブを「わかりやすく言うならあれは『解散ライブ』になるのかな」と表現したが、今でも相方の存在を感じることはあるのだろうか?

「もちろん感じますよ。心の穴は小さくなったってなくなりはしないですし、中島のことは、これからもずっと背負って生きていくものだと思っているので。そもそも、他のコンビを見てても思うんですけど、解散したって完全に別々にはなりようがない。離婚した夫婦と一緒じゃないですかね? 別れたカミさんとか、昔の彼女のことって、忘れられなかったりするじゃないですか」

そして竹山は、「大切な人との別れというのは、前に進む力になるんですね、きっとね。ものすごい悲しいことだけど、この人の分まで頑張ろうとか、この人に負けないように頑張ろうと思って、そういう思いをパワーに変えて、人は前に進んでいく。僕はそうやって生きてきたし、これからも生きていくのかなと思っていますね」と語っている。

◆『クイック・ジャパン』vol.106(2013年2月12日発売/太田出版)

【関連リンク】
『クイック・ジャパン』vol.106

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。

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