2月12日発売の『クイック・ジャパン』vol.106は、放送作家10名による「ザ・テレビ・オブ・ザ・イヤー2012放送作家座談会」を実施。「パーソン・オブ・ザ・イヤ―2012」には、オアシズの大久保佳代子が選ばれた。売れっ子放送作家たちが口々に、
「どの組み合わせでも“大久保”というポジションをぶれずに守ってた」
「今、一番腹くくってる人かもしれない」
「今、嫌いな人いないんじゃない?」
と絶賛した大久保。座談会で出た「女性の部分が強いのに面白い」という意見に対し、彼女は喜びを隠さない。
「嬉しいですね。お給料の発生する7、8割が、下ネタを言うか、イケメンにセクハラするかなんで(笑)。だからあんまり下品にならない、汚くならない、引かれない、ようには気をつけてます」
昨年の大きな仕事として、『アメトーーク』の「下ネタ大好き芸人」(11月15日放送)と、『しゃべくり007』をピックアップした大久保。彼女は、「番組に呼ばれても、何もやらないで帰ることがまだ4回に1回ぐらいあります」と謙遜したが、何かが彼女の中で変わったのだろうか?
「私が恵まれてるのは、OLの時は周りが素人キャラをつけてくれて、今度、性欲強いのも周りが盛り上げてくれて……。まあ、そこに適合してきた私はすごいと思うんですが(笑)。そういうのを1個1個自分なりにやってきたことが、自信になったのかなという気がします。でも自分じゃ分からないですよね」
ちなみに、そんな大久保の成長を、相方の光浦靖子はどう見ているのだろう?
「お互いピンの仕事については話さないんで……。でもコンビを始めた頃は光浦さんが全部背負っていたのが、今は個々でちゃんとしてるんで。2人で呼ばれてもどっちかが面白いことを言えばいいし、そのへんはアリと思ってくれてるんじゃないですか」
そう答えた大久保に、「今後してきたい仕事は?」と尋ねると、「お笑い1本でこのキャラだとまもなく息切れするはずだから、女優業はぜひ。面白くてセンスよさげな監督が作る作品の常連になりたい」とのこと。あとは、「『これ誰も見てないんじゃないか?』というぐらいプレッシャーがかからなくて、30分前に入ってゆるくやれるような(笑)。そういう番組はこまめにやっておきたい」そうだ。
◆『クイック・ジャパン』vol.106(2013年2月12日発売/太田出版)
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・『クイック・ジャパン』vol.106
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