出演者に伊藤淳史、小出恵介、長澤まさみらを迎えた内村光良の2作目の監督作品『ボクたちの交換日記』が、3月23日に公開された。元々は映画監督を目指して日本映画学校という専門学校に入ったものの、そこで南原清隆と出会ってお笑いコンビを結成した内村。なぜ映画を目指したはずの2人はお笑い芸人になったのだろうか? 現在発売中の『クイック・ジャパン』vol.106で、内村はこう振り返っている。
「日本映画学校という映画の学校では、お笑いの授業が必須科目だったんですよ。誰かと組んで、授業中にネタを披露しなきゃいけなかった。僕は南原じゃない人と組もうと思ってたんですけどね、フラれたんです。で、その当時、一番仲良かったのはおそらく出川(哲朗)君だったんですけど、出川君とコンビを組もうとも考えなかったんですね。本能的な匂いで(笑)。それで南原は入江(雅人)と組んでたのかな、最初。どっちも我が強いですからね。うまくいかなくて別れて、結局俺と南原が組むことになった」
どちらが声をかけたかは覚えていないが、「ネタを俺が書いたのだけは今でも鮮明に覚えてます」と語る内村。そして、内海好江師匠の前でネタを発表したところ師匠にホメられ、『お笑いスター誕生!!』に出た彼らだが、なぜそのままお笑いコンビを続けることになったのか?
「(『お笑いスター誕生!!』の)1回戦にギリギリで受かったんですよ。5組中2組か3組残るっていうのにギリギリ残った。そこの分かれ目は大きかったですね。そこで受かったからトントントンって行けたのかなって。あそこで落ちてたら思い出づくりで終わってたかもしれないです」
そしてそのトーナメントで準優勝し、「次に優勝しなかったら解散しよう」と臨んだ大会で優勝して、今に至る彼ら。しかし優勝の喜びも束の間に番組が終わってしまい、デパートの屋上や遊園地などの営業生活が2~3年間続いたそうだ。
◆『クイック・ジャパン』vol.106(2013年2月12日発売/太田出版)
【関連リンク】
・『クイック・ジャパン』vol.106
【関連記事】
・ウッチャンナンチャンが「一緒にご飯を食べるのもイヤ」だった時期はいつ?
・映画監督志望だった内村光良 2作目完成に「遠回りは無駄ではなかった」
・さまぁ~ず大竹のあまりに明解な「コンビが仲良くする理由」とは?
・デビュー当時のダウンタウンは浜田もボケる「Wボケ」だった