リアル「あまちゃん」に会える町は日本一海女の多いところだった!

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NHK連続テレビ小説『あまちゃん』が人気だ。ヒロイン・能年玲奈のフレッシュな魅力に加え、母親役の小泉今日子、ベテラン俳優たちの巧さ、宮藤官九郎の脚本のおもしろさが光っている。

高校生でありながら、新人の海女としても奮闘するヒロイン。海女さんで、まだまだ半人前だから「あまちゃん」なのだが、ドラマ人気に合わせて海女さんという存在にもスポットが当たっている。いちばんの人気者は、どうやら三重県鳥羽に住む22歳の海女さん。現役大学生にして、「ミス伊勢志摩」にも選ばれた美人海女の中川静香さんだ。祖母も母も海女で、彼女は3代目。高3から潜りはじめ、このタイミングで連ドラが始まり、今自分が注目されていることを素直に喜んでいるそうだ。

実は、静香さんの住む相差(おうさつ)という町は、日本一海女の数が多いところ。100人の海女が暮らしていて、ここへ行けば本当の海女さんに会える。“漁師の宿”“海女の宿”を看板に掲げるところもあり、その一つ「民宿なか川」は静香さんの家族が経営している。観光地としての人気がますます高まりそうだが、ほかにもおすすめの宿があるので、ご紹介しよう。

「元祖海女料理の宿」をうたう「ホテル松浪」は、30年の歴史を持つ料理旅館で、地元の海でとれた新鮮な海の幸が堪能できる。温泉地ではないが、名湯・榊原温泉の湯を汲みいれているので大浴場も自慢だ。「海幸の宿 なかよし」は、和と洋が調和した華やかな雰囲気の宿で、もちろんこちらも地元の漁師から仕入れた魚介類が味わえる。水質のよさが自慢の千鳥ヶ浜海水浴場を望む「リゾートヒルズ豊浜」、「味の宿みち潮」もおすすめ。

伊勢志摩といえば、パワースポットとして近年人気の高い伊勢神宮があるところ。今年は20年に一度の「式年遷宮」が行われる。これは社殿をつくりかえ、ご神体を新宮に移すための大祭で、さまざまな行事を予定している。

せっかくだから、このアニバーサリーイヤーに、お伊勢参りと“海女さん参り”を計画してみてはいかがだろうか? 欲張りな旅が楽しめそうだ。

【関連リンク】
「新鮮な海の幸が魅力!海女と漁師のまち・相差(おおさつ)の宿」(ゆこゆこネット調べ)
「ミス伊勢志摩」グランプリは現役海女の女子大生-鳥羽在住の中川静香さん(伊勢志摩経済新聞)

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。