6月15日発売の雑誌『ケトル』は、特集のテーマとして“離島”をピックアップ。「島が大好き!」と題し、伊豆大島や隠岐諸島、瀬戸内海、五島列島など合計9つの島の自然、生活、文化、食べ物を紹介している。今回取り上げるのは、東京・竹芝から高速ジェット船に乗って1時間45分で到着する伊豆大島。東京都伊豆大島には、ステキな“月面”がありました。
* * *
JR浜松町駅から徒歩7分程度の場所にある竹芝客船ターミナルから、高速ジェット船「セブンアイランド友」(ほかに「愛」「夢」「虹」の合計4隻が就航)で揺られること1時間45分。新幹線なら東京~名古屋の距離感で、伊豆大島・岡田港に到着する。
まず、訪れたのは「ここに来ないと大島に来たとは認めない」と大島住民のみなさんが言うほどの名スポット・三原山の裏砂漠。砂漠といえばエジプトやアフリカを思い出すところだが、ここ伊豆大島の裏砂漠は日本で唯一国土地理院の地図上で「砂漠」と表記されている場所だ。
この砂漠は噴火で噴出した溶岩石でできているため、砂(というか石)が真っ黒。港から車で30~40分ほど走って「月と砂漠ライン」と呼ばれる道路を抜けると、足を一歩踏み出すたびにジョリジョリと硬い音がする真っ黒な大地が広がっている。その様子はまるで月面! そのため、この裏砂漠は「荒廃した未来」を描いたドラマ『ロング・ラブレター~漂流教室』や乃木坂46のMV『指望遠鏡』ほか、映画やCMなどの撮影にもよく使われている。
そんな大島と縁が深いのが“ゴジラ”。1984年に公開された映画版『ゴジラ』は、三原山の火口に落とされるというラストを迎え、いまも三原山に眠っている…とかいないとか。溶岩でできた“ゴジラ岩”や、長根浜公園にあるゴジラの像など、島にはゴジラが何匹かいるので、ゴジラ好きの人はぜひ大島でゴジラ探しをしてみるのがオススメだ。
◆ケトル VOL.13(2013年6月15日発売)
【関連リンク】
・ケトル VOL.13
【関連記事】
・隠岐諸島の中ノ島 島留学アピールで島内の高校がクラス増の快挙
・早稲田?慶應?明治? かつて京都にあったのはどの大学?
・京都・鴨川の「カップル等間隔」説に結論 「暗くなるほど密着」の事実も明らかに
・電気関係者が集う京都の電電宮 境内では「SDカードお守り」を販売