私立恵比寿中学の瑞季 ファーストフルアルバム『中人』を語る

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まもなく結成4周年を迎える私立恵比寿中学のファーストフルアルバム『中人』が、7月24日に発売される。現在発売中の『クイック・ジャパン』vol.108では、「出席番号1番」の瑞季が、アルバムの全曲レビューに挑戦。タイトルはおろか、アルバムが出ることさえ正式には伝えられていなかった状態の彼女が、困惑しつつもこのように語っている。(インタビューは5月中頃に行なわれた)

瑞季 「タイトルは『中人』(ちゅうにん)? それだけですか? 中学生ということで『中人』ですかね?」

藤井校長 「ディズニーランドでは『大人』『小人』の間に『中人』があるんだよ。高校生までは『中人』と言って・・・・・・」

瑞季 「(遮って)シンプルですね、随分と。シンプルでいいと思います。ごめんなさい。今聞いたばかりなので、何も浮かんでこない(笑)。そもそも、アルバムが出るということもちゃんと聞いていないのに、アルバムのインタビューがありますと言われて、レコーディングもまだ終わっていないのに、何を話せばいいんだろうって(笑)」

そう語る瑞季に、「大丈夫、エビ中ではよくあることだから」と、藤井校長。それでも瑞季は、メジャーデビュー曲の『仮契約のシンデレラ』について、このように説明している。

「初めて聞いたときはかわいい曲だなと思ったんですよ。今考えるとタイトルも普通からしたらかわいくないし、一般の人から見たらかわいい印象はないんでしょうけど、インディーズのときは変わった曲が多かったから。取材のときにかわいいって言ったら、どこかの媒体さんからも『えっ?』って(笑)」

これ以外にもアルバムには、エビ中初のオリジナル楽曲『放課後ゲタ箱ロッケンロールMX』(前山田健一)、たむらぱんの『大人はわかってくれない』『誘惑したいや』、レキシの池田貴史の『頑張ってる途中』、さらに「ちゃんと聴くと泣いちゃう曲」と瑞季が語る『手をつなごう』など、合計14曲が収録されている。瑞季によると、「レコーディングしたばかり」という、歌詞が英語の曲『R-O-B-O-C-K』は、

「歌詞が英語だったので、かっこいい系かなと思ったんですけど、歌詞を見ながら曲を聴いても、英語が何言っているのかもわからないし、どこから入っていいのかもわからなくて。英語じゃないような英語だし、ちょっとどういうことかなと思って。英語なんですけど、歌うと日本語なんですよ」

という「おもしろい曲」なのだとか。なお、7月24日発売の同作は、「初回生産限定盤エー」には「メンバーソロのフリカラ映像9曲」が収録されたDVDが、また「初回生産限定盤ビー」には、メジャーデビュー以降のエビ中楽曲をfragmentがリコンストラクトしたDJ MIXを収めたCDが封入されている。

◆『クイック・ジャパン』vol.108(2013年6月12日発売/太田出版)

【関連リンク】
『クイック・ジャパン』vol.108

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。