11月6日(水)より、東京・竹橋の東京国立近代美術館にて、チェコスロヴァキア出身の写真家・ジョセフ・クーデルカの回顧展『ジョセフ・クーデルカ展』が開催される。
1938年にチェコスロヴァキア・モラビアで生まれたジョセフ・クーデルカは、61年にプラハ工科大学を卒業。航空技師として働きながら舞台写真やジプシーなどを撮影して、写真家としての活動を始めた。68年にはソヴィエト軍のプラハ侵攻を撮影して、身の安全のために匿名のまま作品を発表し、翌69年、匿名のまま報道写真界の最高賞・ロバート・キャパ賞を受賞。その後も数々の国際的な写真賞や、フランス芸術文化勲章、チェコ共和国功労章などを受賞している。
同展は、60年代にチェコスロヴァキアで活動を始め、その後イギリス、フランスを拠点に、全世界で活躍してきたクーデルカの、初期から最新作までを紹介する展覧会。会場には、彼の出世作となったプラハ侵攻と市民の抵抗を収めた写真をはじめ、チェコスロヴァキア各地に暮らすジプシーを訪ねた「ジプシーズ」、ヨーロッパ各地を旅しながら撮影した「エグザイルズ」など、合計280点の作品が展示される。
『ジョセフ・クーデルカ展』は、2013年11月6日(水)~2014年1月13日(月)まで、東京国立近代美術館 企画展ギャラリー(千代田区北の丸公園3-1 東京メトロ「竹橋駅」徒歩3分)にて開催。開館時間は10:00~17:00(金曜日は~20:00)。休館日は月曜(12月23日、1月13日は開館)、12月24日(火)、年末年始(12月28日~1月1日)。観覧料は850円。
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