少し前に日本一のスパゲティーナポリタンを決める「ナポリタンスタジアム」が開催されて話題を呼んだが、やはり麺類で安定した人気をほこるのがラーメン。日本一のラーメンを決める特集などは雑誌でもよく組まれているが、最近は、ふるさとの味を使った「ご当地ラーメン」も注目されつつある。
実はいま、ウェブ上で「ご当地ラーメングランプリ」なるものが開催されており、それも間もなくクライマックスを迎えようとしている。エントリーしているのは、青森、静岡、沖縄などのご当地ラーメン店で、優勝はウェブ上での応援コメントの数で決まる。
このご当地ラーメングランプリが特徴的なのが、開催期間が長いという点。如何せん、会場を設けての大会ではないため、投票するには実際に食べてきた人の声が必要なのだ。そのため投票開始は8月7日にスタートし、その間何度かの中間発表を経て11月26日に投票締め切り。12月上旬に優勝を発表すると言う。
で、気になるのは現時点でのナンバーワン。第9回目となる今回の中間発表でトップに輝いたのは、400ポイントを獲得した青森県の「津軽麺桜会」。煮干しで出汁をとる弘前の昔ながらのラーメンで、コクのある濃厚な煮干しスープが魅力。ただ、第2位の三重県の「世界を目指せ!亀山ラーメン会」が330ポイントとその差は決して大きくはないため、まだまだ先は分からない。12月の発表が気になるところだ。
また、このグランプリに出場していないものの、全国には珍しいご当地ラーメンが多数ある。たとえば、鳥取県が県をあげて推している「鳥取牛骨ラーメン」は、全国的にも珍しい牛骨スープを使ったラーメン。牛骨特有の甘く香ばしい風味で、スープによく絡むシコシコ麺との相性は抜群とのこと。鳥取県の様々なラーメン店で提供している。
長野県の「八方温泉ラーメン」は、地元・白馬八方温泉水100%で練り上げたオリジナルの麺を使用。チャーシューには白馬産の豚を使用、トッピングの温泉煮卵も白馬八方温泉水で茹でており、ご当地の素材をふんだんに使用している。「温泉らーめん 八方美人」で食べることができる。温泉地にラーメンというと意外なコラボの様に思えるが、実は先に挙げた鳥取牛骨ラーメンも三朝温泉が楽しめる温泉地にあり、温泉とご当地ラーメンが楽しめる地域は全国に多数ある。
都市部のラーメンを制覇したら、今度は地方で温泉を楽しみながらご当地ラーメンを巡る旅、というのもアリかもしれない。
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【関連リンク】
・ご当地ラーメンが食べられる温泉地(ゆこゆこネット)
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