2010年からアイドルユニット「さくら学院」の生徒会長として活動した武藤彩未は、2012年3月の中学卒業とともにグループも卒業し、その後昨年7月の単独ライブまで潜伏を続けていた。アイドル界において最も輝きを放つことができる時期に、彼女は一体何をしていたのか? 現在発売中の『クイック・ジャパン』vol.112で、武藤はこのように語っている。
「まずは基礎トレーニングですよね。ボイストレーニングにはじまって、ダンスのレッスンとか。あと、ひとりでやっていくには立ち居振る舞いも大事だからって、日本舞踊も取り入れてみたり」
「基礎のレッスンは、学校が終わってから、放課後に毎日やっていました。それだけじゃなくて、楽器にも挑戦してみたり。音楽に触れるっていう意味で。あと、いろんな先輩方のライブもたくさん見させていただいたりしましたね。それが半年間、続きました。」
「みんなに忘れられちゃうんじゃないかな」といった不安や焦りはあったという武藤。それでもレッスン漬けの、ある意味贅沢な時間を過ごした彼女だが、その成果を人前で披露する機会がないことには、フラストレーションはなかったのだろうか?
「うん……それは……悔しかった、やっぱり。その悔しさをバネにがんばってこれたって感じですね。さっきも言ったように焦りもあったっし、環境が変わっていく中で、いろいろと整理するために必要な1年だったのかなって思います。いろいろと失敗を重ねながら……」
そんな経過もあって、1年4か月ぶりにステージに立った昨年7月のライブでは、終わった瞬間に「もう1回、ステージに立ってきていいですか?」「またライブやりたいです!」と、スタッフに話したという武藤。ステージに立っている間は、「本当に『時間よ、止まれ!』と思っていた」そうで、「終わったあとの達成感はハンパなかった」そうだ。
◆『クイック・ジャパン』vol.112(2014年2月12日発売/太田出版)
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