5月31日(土)より、東京・六本木の森美術館にて、子どもの視点を通して世界を展望する展覧会『ゴー・ビトゥイーンズ展:こどもを通して見る世界』が開催される。
19世紀後半のニューヨークで貧しい移民の暮らしを追った写真家・ジェイコブ・A・リースは、英語が不自由な両親の橋渡しとしてさまざまな用務をこなす移民の子どもたちを「ゴー・ビトゥイーンズ(媒介者)」と呼んだ。同展は、異なる文化の間、現実と想像の世界の間など、さまざまな境界を自由に行き来する子どもの性質に注目。世界各国の26組のアーティストの作品により、子どもたちを取り巻く環境や、彼らが直面する問題などに迫る。
会場では、上述のジェイコブ・A・リースによる19世紀末から20世紀初頭の写真や、第二次世界大戦中のカリフォルニア州の日系人収容所、混血孤児を養育する施設など、貴重な歴史資料を展示。さらに移民、国際養子縁組、オーストラリアのアボリジニやトルコのロマ族、在日コリアンのコミュニティなど、子どもの姿から見える社会の様々な問題を、展示に加えレクチャーなどの関連プログラムを通して考える。
『ゴー・ビトゥイーンズ展:こどもを通して見る世界』は、2014年5月31日(土)~8月31日(日)まで、森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)にて開催。開館時間は10:00~22:00(火曜日は17:00まで)。会期中無休。入館料は一般1500円。なお同展は、名古屋市美術館(2014年11月8日~12月23日)、沖縄県立博物館・美術館(2015年1月16日~3月15日)、高知県立美術館(2015年4月5日~6月7日)を巡回予定。
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・ゴー・ビトゥイーンズ展:こどもを通して見る世界
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