11月8日(土)より、東京・新宿の「シネマカリテ」ほかにて、ALS(筋萎縮性側索硬化症)と闘う不世出のロックギタリスト・ジェイソン・ベッカーのドキュメンタリー映画『ジェイソン・ベッカー Not Dead Yet ~不死身の天才ギタリスト~』が公開される。
1969年に米・カリフォルニア州で生まれたジェイソン・ベッカーは、17歳の時、現在日本で活躍するギタリスト、マーティ・フリードマンとともにカコフォニーというヘビーメタルバンドを結成し、『Speed Metal Symphony』『Go Off!』という2枚のアルバムを発表。また、88年に発表したソロアルバムでは、流麗な速弾きとメロディアスなフレーズを織り交ぜつつ、クラシック音楽の対位法を用いた曲も披露し、シーンから注目を浴びる。
そして21歳にして、ヴァン・ヘイレンの元ボーカリスト・デイヴ・リー・ロスのバンドに大抜擢され、世界的な成功を掴みかけたジェイソンだったが、直後にALSを発症し、アルバム1枚の参加だけでツアーはキャンセル。その後も病状は進行しているが、95年には友人ギタリストらの協力のもと、アルバムを発表している。
今作は、今もALSと闘いながら創作活動を続けるジェイソンの姿を収めたドキュメンタリー映画。保存されている貴重な映像や家族、関係者そして本人の証言から構成される劇中には、親友のマーティ・フリードマンやスティーヴ・ヴァイといった著名ミュージシャンが多数出演しており、映画の予告編では、眼球の動きを用いたサインにより、「みなさん、ジェイソン・ベッカーです。世界で一番セクシーな僕は、まだ生きてるよ」と告げるジェイソンの姿が紹介されている。
映画『ジェイソン・ベッカー Not Dead Yet ~不死身の天才ギタリスト~』は11月8日より新宿シネマカリテほか全国公開。
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