6月12日発売の雑誌「クイック・ジャパンvol.120」にて、梅佳代と川島小鳥という2人の人気写真家のコラボが実現。2人が作ったオリジナルバッグが、現在ウェブ上で限定発売されている。
梅佳代(1981~)は、身近な人物を切り取った作品を得意とし、2006年に発表した初の写真集『うめめ』が、写真集としては異例のセールスを記録。一方、川島小鳥(1980~)は、佐渡島在住の友人の娘を被写体にした『未来ちゃん』が大きな話題を集め、こちらも大ヒット作に。ともに、日本写真界の芥川賞といわれる「木村伊兵衛写真賞」を受賞している(梅=2006年、川島=2014年)。
今回は、各界のクリエイターが「SERIGRAPHY TOKYO」の工房を訪れ、オリジナルバッグ作りに挑戦する企画に梅と川島の2人が挑戦した。SERIGRAPHY TOKYOは、東京・三軒茶屋にあるシルクスクリーン印刷専門のラボが立ち上げたバッグのブランド。2人は、
「片側は、台湾のお花畑にいる女の子を撮ったこの写真を刷るのはどうかな。梅はどうしたい?」
「小鳥のその写真を使うと女物のカバンっぽくなるから、その片方は男の子が面白い風景を撮った私の写真を入れてギャグっぽくしてもいいかも」
といった具合に、和気あいあいとデザイン案を出し合い、2人が撮った写真に「ラッキー」「ファイト」の単語がのったポップなカバンが完成した。
「ペットを入れるバッグにもなるし」(川島)、「カメラバッグにもなるね」(梅)というバッグは、現在、SERIGRAPHY TOKYOのウェブサイト(http://www.serigraphy-tokyo.jp/cn5/pg215.html)にて、100個限定で発売されている。価格は送料・税込で1万5000円。なお、購入者には、梅と川島がそれぞれデザインしたオリジナルマグカップから、どちらか1つをもらうことができる。(文中敬称略)
【関連リンク】
・梅佳代×川島小鳥 ORIGINAL PARAFFIN
【関連リンク】
・きゃりーぱみゅぱみゅ 独自のファッションは「真似できないように考えます」
・マーク・ジェイコブス監修の書店『BOOKMARK』 原宿にオープン
・東西で異なるそばの味 駅そばにおける濃口と薄口の境界線は何駅?
・ヴィレッジヴァンガードの旗艦店が渋谷センター街に登場