「ブギウギ専務」の上杉周大 ソロプロジェクト始動の狙いは

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全国的にはまだまだ無名だが、地元・北海道では無類の人気を誇る上杉周大が、自ら率いるバンドTHE TON-UP MOTORSとは別にソロプロジェクトを始動させた。11月11日に発売されたファースト・ソロ・アルバム『You Are The MAN!!』はどのようなアルバムなのか? 現在発売中の『クイック・ジャパン』vol.122で、上杉はこう説明している。

「これまでバンドで15年、ルーツミュージックとかソウルミュージックとかをさんざん聴いて触発されてやってきたんで、あえてそのスタイルでやろうとしなくても、もはや自分の曲には備わっているんだろうなと思ったんです。なのですごくポップス的で、たくさんの人に聴いてもらえるものにしようと心がけました。とはいえ、1曲目は『イエス!ソウルミュージック』ってタイトルだったりはするんですけど(笑)」

深夜番組『ブギウギ専務』(札幌テレビ)で一躍人気者となり、北海道では道を歩いているだけで老若男女が群がってくるほどの人気を誇る上杉。その中には、タレントとしての上杉のファンも少なからず含まれていそうだが、そのあたりはどう捉えているのか?

「そこ(『ブギウギ専務』)に出てる僕はいっさい演技とかもせず素の状態なんですが、それを見ているみなさんにはそれぞれの上杉周大像がある。そのイメージと僕のバンドでやってる音楽との間に、少し温度差みたいなものをみなさんが感じているのかなという疑念はずっとあったんです。だからこそ、今回のソロではありのままでやろうということを意識しました。間口が広いというより、自分そのまま。もう1回サラの状態に立ち返って音楽と向きあおうという感じです」

「人間としての部分を今後どんどんソロ活動では出していきたい」と語る上杉。タレントかバンドかソロ活動かは不明だが、“上杉周大”の名前が全国区になるのは、もうそれほど先のことではなさそうだ。

◆『クイック・ジャパン』vol.122(2015年10月13日発売/太田出版)

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『クイック・ジャパン』vol.122

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。