昨年放送の朝ドラ『花子とアン』や、今年公開されたももいろクローバーZの初主演映画『幕が上がる』など、相次いで話題作に出演し、人気急上昇の芳根京子が、今年の夏、初主演ドラマ『表参道高校合唱部!』に挑戦した。およそ1000人の中から主演に抜擢された彼女だが、初の連ドラ主演を終えて、女優という仕事に対する意識に変化はあったのだろうか? 12月10日発売の『クイック・ジャパン』vol.123で、芳根はこう語っている。
「(女優という仕事を)続けたいってすごく思いますね。“オモコー”の前まで、『私これからどうなるかわからないから、まぁやりたいけど、やりたいって言ってできるものじゃないから、とにかく今は頑張ります』みたいなことを言ったんですよ。だけど今は『こんなにチャンスをたくさん頂いて、諦めるほうがバカじゃん』って本当に思う。こんなチャンスを頂いたのに、やりたくてもできない人がいるっていうのも分かってるのに、そのチャンス無駄にするの? って」
『表参道高校合唱部!』では健気で熱く、ポジティブでナチュラルな香川真琴を演じた芳根。そのため、ファンはどうしても“オモコー”のイメージで彼女を見てしまうが、そのあたりはどう捉えているのだろう?
「『オモコーのイメージがすごく強い』ってよく言われるので、まずはそれを覆したいと思っています。今取り組んでいる作品は、これまで私がやってきた役のタイプとはだいぶ違うんですよ。年齢も、高校生役が多かったのが、それより少し上の設定ですし、何よりちょっとしっかりした女性の役で。でも『難しいな』という気持ちより『あっ、これはチャンスだな』って思ってるんですよ」
「『え、あれって表参道高校合唱部!の香川真琴なの?』って言われたい」と、語る芳根はまだ18歳。演技の幅を広げることに貪欲な姿勢を見せる彼女の成長が楽しみだ。
◆『クイック・ジャパン』vol.123(2015年12月10日発売/太田出版)
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