どんな職種にも必ず存在するのが「職業あるある」。飲み会でネタになったり、同志で慰めあったり……、職業あるあるにはその職種ならではの悲喜こもごもが詰まっているわけですが、それは一見華やかに見える花屋さんもまた然り。花屋さんたちに「あるある」を聞いてみました。
いかにも花屋さんらしいあるあるは、「顔や服が花粉まみれ」というもの。特にユリの花粉は気付けばどこかについていて、しかも落としにくいので厄介なようです。虫媒花(ちゅうばいか=虫を媒介して受粉を行う花)の花粉は粘り気があるため、皮膚や衣類に付くと簡単に落とせないのはそのせい。水で流すと余計に広がってしまうので、掃除機で吸い取ったりガムテープで取るといいそうです。
また「腰痛持ち」「前腕筋が発達」という身体的なあるあるもあるようです。一輪だけなら可憐な花も、大量となると相当な重量なので、花の運搬は筋トレそのもの。花屋さんはそのイメージとは裏腹に、実はかなり体育会系で、みなさん、身体を酷使して仕事をされているようです。
そして、花屋さんからはこんなあるあるもありました。それは「お花好きな人に出会ったら、つい花をあげちゃう」「気に入った花は売りたくない!」「お客さんが育て方を間違えて覚えていると、聞かれてもいないのに(忙しい時でも)、時間を忘れてうんちくを語り始めてしまう」などなど。このほか、「靴の中にはバラのトゲが入っている」という、なんだかいじめみたいなあるあるもあるようです。
◆ケトル VOL.30(2016年4月14日発売)
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