AKB48のメンバーとして2007年から活動してきた北原里英が、2015年に誕生したNGT48にキャプテンとして移籍してはや1年。AKB時代から、あまりグイグイと前に出るタイプではなかった彼女は、グループをどのように引っ張っているのか? 現在発売中の『クイック・ジャパン』vol.127で、北原はこう語っている。
「全員に光が当たればいいなと思ってるんです。だけど、グループとして上にいくためには、絶対に誰かが先頭に立って走らないといけない。それは分かってるんですけど、本当は嫌なんです。でも差っていうのは絶対に生まれますし、立ち位置とかも勝手にできていきますし、大人も順番を決めるでしょうし。ましてや総選挙もあるので。だから、せめて私は平等でありたいと思っています」
「もともとまとめるのが得意じゃない」「人に嫌われたくない精神もすごい」という北原だけに、キャプテンらしく振る舞うまでには、少々時間がかかったようだ。
「結構な間、迷っていました。優しく接しているから、なめられてるわけじゃないにしろ、そんなに怖がられてはいない。それに、ちゃんと威厳のあるキャプテンでいたくても、自分に実績があるわけじゃないから、威厳の出し方がわからなくて。
そんなときに荻野由佳ちゃんと西潟茉莉奈ちゃんのふたりが『北原さんと一緒に活動できてうれしいです!』みたいな感じで持ち上げてくれて。リハが結構だれていて注意しようかどうか迷っていたときにも『私たちリハもこんな感じなのに、怒らずにいてくれて、申し訳ない』みたいな感じで言ってくれたんです」
そんなことから徐々に悩みが消え、6月の総選挙では12位となり選抜入りした北原。愛知県で生まれ育ち、東京でアイドルとして活動してきた彼女だが、新潟は「もうひとつの故郷」になりつつあるようだ。
◆『クイック・ジャパン』vol.127(2016年9月1日発売/太田出版)
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