あの「虎子石」も登場 動物を描いた浮世絵展 太田記念美術館にて

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4月1日(土)より、東京・原宿の太田記念美術館にて、動物を描いた浮世絵を紹介する展覧会『浮世絵動物園』が開催される。

同展は、2010年に開催されて好評を博した「浮世絵動物園」の第2弾。前回は、犬やネコといったペット、鶴や亀などおめでたい動物、干支に登場する動物、象やラクダといった珍しい動物、龍や河童など空想上の動物、擬人化された動物などを描いた浮世絵が紹介されたが、今回は前回の2倍となるおよそ160点の作品が紹介される。

会場には、鈴木春信、葛飾北斎、歌川広重、月岡芳年、河鍋暁斎など、そうそうたる絵師たちが描いた、象、タコ、鳥、猫、豹、サンショウウオ、狆(ちん)、キツネなどの浮世絵が登場。また、太田記念美術館公式ツイッターのアイコンにも採用され、一時期ネットで話題となった「虎子石」(大きな石に虎の手足が生えたもの。歌川芳員の『東海道五十三次之内 大磯 をだわらへ四り』)も展示される。

『浮世絵動物園』は、2017年4月1日(土)~5月28日(日)まで(前期 4月1日~26日、後期 5月2日~28日)、太田記念美術館(渋谷区神宮前1-10-10 東京メトロ「明治神宮前駅」徒歩3分)にて開催。開館時間は10:30~17:30。休館日は月曜(祝日の場合は開館し、翌日は休館。4月27日~30日)。入館料は一般700円。

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浮世絵動物園-太田記念美術館

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。