新潟を拠点とするアイドルグループ「NGT48」が4月12日に発売したメジャーデビューシングル『青春時計』で、センターを務めているのが富山県出身の19歳・中井りかだ。すでに3枚連続でAKB48のシングルの選抜メンバーに選ばれ、紅白歌合戦への出場も果たしている中井だが、新潟から全国区の人気者になる状況をどう捉えているのか? 現在発売中の『クイック・ジャパン』vol.131で、中井はこう語っている。
「本当、毎日を生きるので一生懸命な感じです。何日も東京に連泊して1日だけ新潟に帰って洗濯して、また東京みたいな、総選挙前では考えられない生活を送っていて。新潟に帰ったときの安心感が半端ないです。私が新潟にいるときは、メンバーのみんなが『おかえり』っていうスタンスなんですよ(笑)」
選抜として歌番組に出る際には、まだまだポジションが後ろの方になるものの、それを逆手に取って、「見切れている中井を見つけて『#見切れ中井』のハッシュタグで拡散してね」と、巧みにアピールする中井。配信サービス「SHOWROOM」での評判がブレイクのきっかけとなった彼女だが、NGT48のデビュー曲でセンターに選ばれたのは、想定外だったようだ。
「発表されるまで、センターは絶対自分じゃないって思ってたので、名前を呼ばれて『嘘でしょ!』って。ドッキリだと思ったぐらい信じられなかったですし、どうしようってなりました。センターに選ばれなかったメンバーの気持ちとか、選抜に選ばれなかった研究生のことを考えるとすごく苦しくて、最初は不安しかなかったです。
だけど、みんなの悔しい気持ちも死ぬほどわかるんですよ。だから、そんなメンバーの想いを背負って私はステージに立つので見ててください、って吹っ切れた感じです。もうセンターとして腹をくくりました」
そんなデビュー曲『青春時計』は、見事チャート1位に輝いたが、
「NGT48にとってかけがえのない存在になりたいです。それは選抜を経験できたからこそ、見えてきた次の目標というか。これから先輩方を脅かすような活躍をガンガンしていきたいです」
と、まだまだ貪欲な姿勢を見せる中井。AKBの選抜メンバーとしてでなく、NGT48として紅白歌合戦に出るのも、決して夢ではなさそうだ。
◆『クイック・ジャパン』vol.131(2017年4月24日発売/太田出版)
【関連リンク】
・『クイック・ジャパン』vol.131
【関連記事】
・NGTキャプテン・北原里英 「メンバー全員に光が当たればいいな」
・前田敦子が「ブス」というグループ名でLINEで連絡を取り合う友達とは
・秋元康「AKBに緻密な計算なんかない。次に何やるかは運」
・鳥取大教授 自ら開発した数式でAKB総選挙の結果をぴたり的中