連載が未完のまま突如終了した長尾謙一郎の『クリームソーダシティ 完全版』が、6月12日に太田出版より発売された。
〈“そこはある。きっとある。そこでは全てが完璧なんだ。”雨の渋谷で政治家を襲撃したDr.皇とTAKO介は、気がつけば一瞬にして楽園「クリームソーダシティ」に立っていた。謎の美少女に導かれ、楽園と日常とを行き来するTAKO介。世界の真理に肉薄するDr.皇。はたしてこれは現実なのか──?〉
作者の長尾謙一郎は1972年愛知県生まれのアーティスト。漫画、映像、アートディレクション、絵画、イラストレーション、アニメーション、音楽、文章など、活動は多岐にわたり、漫画の代表作には『おしゃれ手帖』『ギャラクシー銀座』(小学館)、『バンさんと彦一』(太田出版)、『PUNK』(白泉社)などがある。
『クリームソーダシティ』は、『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)に連載されていたが、2014年5月に連載が未完のまま突如終了。長らくファンの間で語り継がれてきた同作だが、「本当に描きたかった“結末”」がついに明らかになる。
『クリームソーダシティ 完全版』は太田出版より2017年6月12日発売。定価は1800円+税。
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・長尾謙一郎 『クリームソーダシティ 完全版』特設サイト
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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。
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