禅僧の藤田一照師 ワークショップ「ブッダの生涯を身読する」開催

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10月28日(土)に東京・桜新町の「桜神宮」にて、11月23日(木・祝)に東京・池尻の「ギャラリーCAPSULE」にて、日米で注目される禅僧の藤田一照(ふじた・いっしょう)さんによるワークショップ『ブッダの生涯を身読する』が開催される。

藤田さんがアメリカに滞在して禅の指導をしていたときに、「なぜ、キリスト教徒はイエスの生涯から教えを学ぶのに、仏教徒はブッダの生涯が記された『仏伝』から学ばないのか」という疑問を持ったそうだ。仏教徒は教典や祖師から教えを学んでいるが、『仏伝』の重要性をもう一度解釈し直す必要があるのではないか、と。

そこで、キリスト教にはイエスの生涯の観想なども含む修行体系「霊操」があるように、『仏伝』をただ読むのではなく、ボディーワークや坐禅、内観などを取り入れて、心身を使って読む「身読(しんどく)」を提案。ブッダの生涯を自分自身に引き寄せるという斬新なチャレンジは、仏教を理解する大きな助けになることだろう。

■藤田一照(ふじた・いっしょう)プロフィール
灘高校から東京大学教育学部教育心理学科を経て、大学院で発達心理学を専攻。院生時代に坐禅に出会って深く傾倒して、28歳で博士課程を中退して禅道場に入山し、29歳で得度。33歳で渡米以来、17年半にわたってマサチューセッツ州ヴァレー禅堂で坐禅を指導し、2005年に帰国し現在も、坐禅の研究・指導にあたっている。
2010年より曹洞宗国際センター所長を務め、Starbucks、Facebook、Salesforceなど、アメリカの大手企業でも坐禅を指導している。また、米国のGoogle本社でも講演し、『BRUTUS』の禅特集でも大きく取り上げられており、昨今のマインドフルネスの流行もあいまって、その活動にはますます関心が寄せられている。

■ワークショップ『ブッダの生涯を身読する』
2017年10月28日(土)と11月23日(木・祝)の2回が予定されており、10月28日は桜神宮(世田谷区新町3−21−3 東急田園都市線「桜新町駅」徒歩2分)にて、11月23日(木・祝)は、SUNDAY敷地内のギャラリーCAPSULE(世田谷区池尻2-7-12 B 東急田園都市線「池尻大橋駅」「三軒茶屋駅」徒歩約12分)にて開催。
 定員は20名。参加費は2日通しで20000円(2日通しのみ受付 菜食のランチ付き)。申込み、問合せはkarunanet2012@gmail.comまで。(1)名前、(2)メールアドレス、(3)当日連絡のとれる電話番号、(4)在住する都道府県を記載のうえ、申込み。

【関連リンク】
藤田一照プレゼンツ「ブッダの生涯を身読する」

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。