EGOIST・chelly 「いのりちゃんって、けっこう難しい子なんです」

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TVアニメ『ギルティクラウン』に登場する歌姫“楪いのり”がアニメを飛び出して活躍するアーティスト集団“EGOIST”でボーカルを務めているのがchellyだ。その世界観は、常にアニメに歩調を合わせながら可能性を探る形になるが、chellyは楪いのりという存在にどうアプローチしているのだろう? 2017年12月25日発売の『クイック・ジャパン』vol.135で、chellyはこう語っている。

「いのりちゃんって、けっこう難しい子なんです。言葉も少ないし表情もそんなに豊かじゃない。でも歌だとそこにいろんな感情を乗せられる……という。ただ、少ないながらもその表情の変化が物語っているのがいのりちゃんだと思うので、そこから必死に読み取って歌っています」

プロデューサーのryoからは、「『ギルティクラウン』後は“パラレルワールドのいのり”」と言われているというchelly。EGOISTのライブは、モーションキャプチャーでいのりの姿をモニターに映し出す仕組みで行われているが、chellyはライブの際にどんな部分にこだわっているのか?

「MCのときはなるべくイヤモニを外して生の音を聴くようにしています。今は昔と違って会場をカメラ越しで見てのライブになっているのですが、音だけは生で聴こえているので、そこからみなさんの声や熱気を感じるようにしています。やっぱりそれが、ライブの醍醐味だと思うので」

そんなEGOISTのベストアルバムが12月27日に発売された。同アルバムは、発売順に遡る形で楽曲が収録されたもの。chellyは、EGOISTの今後について、

「EGOISTってまだやっていない曲調もけっこうあると思うんですよ。そういった楽曲を通じてきっとみなさんにも、また新たな可能性を見つけていただけると思うので、そんな楽曲を歌えたらな、と思っています」

と、語っており、活動の幅は今後さらに広がっていきそうだ。

◆『クイック・ジャパン』vol.135(2017年12月25日発売/太田出版)

【関連リンク】
『クイック・ジャパン』vol.135

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※この記事は、「太田出版ケトルニュース」に当時掲載した内容を当サイトに移設したものです。

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