アメリカ政府が実際に研究した「超能力」の全貌を明らかにしたノンフィクション『アメリカ超能力研究の真実──国家機密プログラムの全貌』(アニー・ジェイコブセン・著/加藤万里子・訳/太田出版)が、3月16日に発売される。
この本は、アメリカで1950年代初期から40年以上も行われてきた超能力研究プログラムの全貌を明らかにするものだ。アメリカ政府は長年、国家安全保障という名の下、政府主導によって予知、透視などのESPや念動力などの直感的認知の研究プログロムを実施。極秘プログラムの目的は、ロシアを代表とする共産側の情報収集と、国家安全保障の脅威を予知することだった。研究を主導した諜報および軍の機関は、CIAから国家情報局、国家安全保障局、陸海空軍、統合参謀本部まで多岐にわたる。
著者のアニー・ジェイコブセンは、『ロサンゼルス・タイムズ・マガジン』の編集に携わるほか、多くの雑誌に寄稿してきた調査報道ジャーナリスト。極秘軍事基地の真実を暴いた『エリア51』は『ニューヨーク・タイムズ』のベストセラー・リストに10週以上ランクインし、軍事科学機関DARPAの最新研究を問う『ペンタゴンの頭脳』は、2016年ピューリッツァー賞最終候補作に選出された。
政府はなぜ超能力に関心を寄せたのか? 超能力はどのように活用されたのか? 機密解除された文書と50人以上の関係者、ユリ・ゲラーなどの被験者への取材をもとに全貌を明らかにした全米ベストセラー作家のノンフィクション『アメリカ超能力研究の真実──国家機密プログラムの全貌』は、2018年3月16日(金)に発売。定価は2800円+税。
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