6月12日(火)より、東京・渋谷の松濤美術館にて、熟練した職人が長い時間をかけて生み出したレース作品を紹介する展覧会『ダイアン・クライスコレクション アンティーク・レース展』が開催される。
この展覧会は、かつてヨーロッパで生み出され、人々を魅了した「アンティーク・レース」を紹介するものだ。16世紀から19世紀にかけて、レース職人たちは「超絶技巧」と呼ぶべき優美で繊細な美の世界を紡ぎ出し、その品々には誰もが驚嘆させられた。当時、ヨーロッパの王侯貴族の間ではレースが富や権力の象徴として流行し、時には城や宝石をも凌ぐ価値を持ったが、現代ではその技術はほぼ失われてしまっている。
会場には、世界的なアンティーク・レースのコレクターで鑑定家のダイアン・クライス氏のコレクションから、マリー・アントワネット、ナポレオン・ボナパルト、カトリーヌ・ド・メディシスなど、王侯貴族に由来するレース、ファッションやインテリアに取り入れられたレースなどを紹介。16世紀から19世紀のレース全盛期の作品を中心とした約170点の貴重な品々が展示される。会場では、単眼鏡の無料貸出も実施(台数限定)。肉眼では分からない緻密なデザインを見ることができる。
『ダイアン・クライスコレクション アンティーク・レース展』は、2018年6月12日(火)~7月29日(日)まで、松濤美術館(渋谷区松濤2-14-14 京王井の頭線「神泉駅」徒歩5分)にて開催。開館時間は10:00~18:00(金曜日は20:00まで)。休館日は6月18日、6月25日、7月2日、7月9日、7月17日、7月23日。入館料は一般500円。
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・ダイアン・クライスコレクション アンティーク・レース展
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