昨年4月にテレビ東京で放送され、ギャラクシー賞テレビ部門「奨励賞」を受賞するなど、大変な反響を呼んだ『宮本から君へ』が、池松壮亮主演で映画化されることが決定。人気を博したドラマのキャストとスタッフが再集結し、2019年秋に全国公開される。
『宮本から君へ』は、1990年から1994年まで『モーニング』(講談社)で連載された新井英樹の漫画作品。原作のストーリーは、文具メーカーの熱血新入社員・宮本浩が、仕事や恋に七転八倒していく姿を描いたもので、連載開始から四半世紀を越えてなお、俳優やミュージシャン、漫画家など、多方面から熱い支持を得ている。
昨年放送のドラマでは、主人公の宮本が営業マンとして奮闘する姿に焦点をあてた“サラリーマン編”が描かれたが、映画は宮本とヒロインの中野靖子を中心に繰り広げられる“極限の人間賛歌”を描いたエンターテイメント作品になっている。宮本のことを「僕にとって他のどの歴史上の人物よりも星であり、ヒーロー」と語る池松がドラマ版に続いて主役を演じ、今作で宮本に大きく関わるヒロイン・中野は蒼井優が演じる。さらに松山ケンイチ、柄本時生、星田英利、古舘寛治ほか、豪華キャストも見ものだ。
池松は今作について、
「この原作が手元に来てから、随分と時間が経ってしまったような気がします。ボロボロになるまで読み漁ったこの偉大な原作の力をお借りして、時代の変わり目に強烈な人間賛歌を残すべく、身も心も捧げたつもりです。蒼井さんとは『斬、』(2018年)から立て続けの共演となりますが、今度は宮本と靖子として、物語の中の人生の試練を共にすることが出来たと思っています。まだ仕上げ真っ最中でどうでるか分かりませんが、生きてゆく覚悟、信じる覚悟、そして人生を感じるような映画になるんではと期待しています。傲慢な男ですが、今秋、宮本からあなたへ、よろしくお願いします」
とコメント。映画『宮本から君へ』は今秋、全国公開。
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・ドラマ25 宮本から君へ-テレビ東京
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