常にハイテンション、挨拶は「おはぴよ~」、大御所芸能人にも果敢に絡んで自撮りを持ちかける……一歩間違えば“今どきの失礼な若者”だが、なぜかそれが許され、2019年にブレイクを果たしたフワちゃん。今や彼女をTVで見かけない日は無いほどだが、今の状況をどう捉えているのか? 2020年2月26日発売の『クイック・ジャパン』vol.148で、フワちゃんはこう語っている。
「人気が出てきたな、っていう感覚は正直ある(笑)。憧れや人気にも系統が何種類かあって、『体育祭でフワちゃんの格好したよー!』とか言ってくれる子は、フワちゃんを“自分が楽しむためのきっかけ”として使ってくれてて、シンプルにうれしい。あとは、私のコラムとかインタビューを読んで、考え方にまで深く共感してくれる人もいる。『フワちゃんのおかげで人生がいい方向に転んだ』とかメッセージがくると、その人の人生と間接的に関わっちゃってるから、『それってもう親友じゃん??』って思う」
先日、TVの企画で中学時代の恩師に会いに行ったフワちゃんは、その先生から受けた影響を思い返し、「私も誰かに影響を及ぼしてるんだと思うとめっちゃうれしかった」と感じたのだとか。2019年はダウンタウンやカンニング竹山ら、売れっ子芸人と絡んで強烈な爪痕を残したが、物怖じしない秘訣はあるのだろうか。
「自分のなかで神格化してるうちはどうしても緊張しちゃうから、ちょっと緊張しないコツとしては、『あえてナメられるポイントを見つける』っていうか。TV見てるときは気づかなかったけど、『この人、意外と猫っ毛じゃん!』とか『うわぁ~シャツの裾足りてねぇ~』『コーヒーとタバコのにおい、ちょっぴりクサイ』とか、わりとその人の人間らしいところを見つけると緊張しなくなるよ」
これだけを聞くと、“ナメている”ような印象を抱いてしまいそうだが、「大御所の方ってすごく心のキャパが広いから、本当の意味で怒られたことはない」という話を聞くと、彼女がブレイクした理由も理解できそう。「ただ単に失礼を働いているわけじゃない。仲良くなりたいから絡んでる」という彼女流の人たらし術には学ぶものが多そうだ。
◆クイック・ジャパンVol.148(2020年2月26日発売)
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