アニソンシンガーの亜咲花の7枚目のシングル『The Sunshower』が1月にリリースされた。この曲は、TVアニメ『ゆるキャン△』の続編シリーズのショートアニメ『へやキャン△』の主題歌。『ゆるキャン△』の主題歌の『SHINY DAYS』を歌った亜咲花にとって、『ゆるキャン△』シリーズは大切な作品だ。2020年2月25日発売の『クイック・ジャパン』vol.148で、亜咲花はこう語っている。
「『ゆるキャン△』の『SHINY DAYS』は、自分のアニソン人生を大きく変えたと言っても過言ではないので、こうして戻ってこられてうれしいです。『SHINY DAYS』でもらったいろんなものを、この機会に返していきたいという気持ちを曲に込めました。『SHINY DAYS』は出演させていただいたイベントでほぼ毎回歌ってきた曲で、『ゆるキャン△』のことを考えなかった日はありませんでした。だから、『2年も空いていたんだ!』とびっくりしましたし、今回もその世界観にスッと入っていけましたね」
『SHINY DAYS』発表時には10代だった彼女も、今や20歳。迷いもあるなかで、成長を実感しているようだ。
「アニソンシンガーとして、アニメのことだけを考えていた時期から、自分の経験や気持ちを入れていくきっかけが『SHINY DAYS』で。もともと私は自分の感情や経験値とアニメのバランスを常に考えて歌っているのですが、そういったバランスを考えることが正しいのかな? と疑問に思ったのが去年なんです。
あまり考えすぎず、自分のフィーリングに合わせたほうがライブ感があるなと思って。アニメという軸がブレなければ、それで十分だなと考えられるようになったのは成長だと思います」
最近はシンガーだけでなく、積極的に作詞にも取り組んでいる亜咲花。声優の友達にも歌詞を提供したいという夢を語る彼女だが、スタンスはあくまでも自然体だ。
「考えるならもう動いちゃうタイプなので。それが凶と出るときもあるのですが、吉と出たらそれにどんどん乗っかっていくのが、この厳しい業界を生き抜くことじゃないですかね。鮮度が一番なんです。歌も気持ちも。そのほうがスケールの大きいものができると思います。その心構えを忘れず、大人として成長もしていきたいですね」
1月13日にはファンクラブ『亜咲花に水やり』も開設され、ますます注目される亜咲花。ファンクラブの名前のように、“水を与えられた花”が大きく咲く日は、そう遠くではなさそうだ。
◆『クイック・ジャパン』vol.148(2020年2月25日発売/太田出版)
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